老犬介護施設の特徴

老犬ホーム・介護施設【HOME】 > 老犬の食事について

食事について

人も犬も生きるためにとても大切な「食べる」という行為は、ご家族と離れて暮らす老犬ホームのシニア犬たちにとって、とても楽しみな時間の一つ。落ち着いた雰囲気と楽しく食べられるような声掛けをいつも心掛けています。

ワンちゃんをお預かりする際、ご家庭でのお食事の時間帯や食べ物の種類、お使いの食器などをお聞きしています。
※シニア犬は環境の変化に弱いので、食べ慣れた時間・食器・食べ物を提供することで、少しでも不安感を軽減したいとの考えです。

食事について

ご家庭で、どのような食べ物を食べているのかをお聞きし、なるべく飼い主様のご要望に沿った食事を提供させていただきます。また、わんちゃんの体調に合わせて、ドライフードのふやかし、流動食なども対応いたします。

ドライフードふやかし

ドライフードのふやかし

歯・歯肉が弱くなってきている、嚥下(飲み込み)機能の低下など高齢による症状が見られる場合や水分補給量が足りないと感じた場合など、ドライフードを熱湯でふやかし、ひと肌程度に冷ました状態にして提供しています。
ふやかすことにより、消化吸収を促す効果もあると言われています。

流動食

少量で栄養を摂れる流動食

嚥下機能の低下、高齢による歯周病など固形物を飲み込むことができない場合に提供しています。
獣医師に、ペースト状のフードを処方していただく場合もありますし、サプリメントなどもご要望に応じて、ミキサーにかけて提供しています。

ドライフード以外の食材

ドッグフード以外の食材

固形のものは、よく茹でたり焼いたりして細かく刻んだり、ペースト状にするなど食べやすい形態にしています。
(鶏肉、ごはん、根菜類など、犬用粉ミルク他)

上記、写真はあくまでも参考とお考えください。

食事の時間について

当施設の基準の時間は、朝食7:30〜、夕食18:00〜ですが、ワンちゃんの体調によって食事の量や回数を決めています。
元気なワンちゃんは、食事を1日2回としていますが、寝たきりになったワンちゃんは消化器への負担を和らげるためにも1回の量を少なくして、何回にも分けています。


食事の量について

カウンセリング風景

食事の量について

今まで食べていた量を基準に、排便・排尿の状態や体格など考慮しグラム単位で調整していきます。

食事の介助について

寝たきりになってしまったワンちゃんは、呑み込みが無理なくできるように体制を保持し、視力が衰えている場合は、器や歯が唇に当たらないように注意しています。

口をあけることが困難なワンちゃんは、スポイトを使い1回1回無理なく呑み込めるような量にし、歯茎の老化が進んでいる場合は傷つけないように舌の上に載せるようにするなど、細心の注意を払っています。

水分補給量について

新鮮な水を常に飲めるような状態にしています。自力で摂取できないワンちゃんは1日8〜10回分け介助し、口からとれない場合はスポイト、シリンジを使用しています。また、液体が呑み込めない場合は、フードをふやかして摂取量をコントロールします。



高齢犬・介護が必要なワンちゃんと生活している飼い主様